本気の栗山監督 松井獲得 球団に「お願いしている」

[ 2012年2月7日 06:00 ]

ゴジラが欲しい!!昨年のアスレチックスのキャンプで栗山氏が見つめる中、打撃フォームをチェックする松井

 松井が欲しい!日本ハムの沖縄・名護キャンプ最初の休養日の6日、栗山英樹監督(50)がアスレチックスからFAとなっている松井秀喜外野手(37)の獲得を熱望した。

 戦力としてだけではなく、日米球界での経験を高く評価。すでに球団フロントへ意向を伝えている。松井は現時点で移籍先をメジャー一本に絞っているが日本復帰となれば日本ハムは獲得へ乗り出す。

 単なるリップサービスではない。日本復帰の可能性が出てくれば、獲りにいく。栗山監督の松井への思いは本気だ。

 「松井はどうなるのかな?欲しいよね。それについては(球団フロントに)お願いしてる」

 かねて栗山監督はメジャーで所属の決まらない日本選手の動向に注目していた。日本へ戻る可能性があるのか、状態はどうなのか。その中で特に気に掛けていたのが松井だった。

 アスレチックスからFAとなり、2月に突入。松井自身は今季の国内球団復帰を「(名前が挙がるのは)選手という立場ではありがたいこと。(ただ復帰は)ないですね」と明言し続けている。それでも球団フロントには「松井は欲しい選手」と伝えた。

 熱望するのは、単に戦力として考えているだけではない。「あれだけの経験をしてきた選手。入ってくれたら、チームへの影響力は計り知れないものがある」。巨人の主砲として活躍し、海を渡って名門・ヤンキースで主軸を打ち、ケガとも闘ってきた。日米4球団で通算19年間の経験。それこそ戦力以上の戦力として考えているのだ。

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2012年2月7日のニュース