今度こそ当たり!?G新外国人ボウカー 沢村から快打連発

[ 2012年2月6日 06:00 ]

沢村(後方左)を相手にフリー打撃を行う巨人・ボウカー

 うなる剛球を、軽~く捉え続けた。巨人の新外国人ボウカーが、フリー打撃で昨季の新人王・沢村と対戦。16スイングで安打性の当たりが7本と、5割近い確率でヒットゾーンに運んだ。高速スイングを生むたくましい両腕の先には、球界最軽量クラス870~880グラムの秘密兵器が鉛色につやめいていた。

 「スイングの状態はいい。一番はオーバースイングしないこと。コンパクトに、シャープに振ることを意識付けている」

 笑顔で語ったこのポリシーが超軽量バットに詰まっている。近年はバットを軽くしてスイングスピードを上げるのが主流だが、それでも920グラム前後が一般的。同時に33・5インチ(約85センチ)の短さで操作性も重視している。米国時代から使い続けているが、発注を受けたSSK社製では最軽量。関係者が「これ以上軽くすると折れやすくなってしまう」と話す究極の仕様でキャンプに合わせて10本が届いた。

 原監督が初日から「スイングスピードは一番ある」と目を見張れば、「非常にコンパクトだけど、飛ばす力もある。このままいってくれれば」と岡崎ヘッドコーチ。ここ数年はライアル、フィールズら外国人野手の不振に泣かされてきた。中堅から右翼へ移る長野以外、外野のレギュラーは白紙。首脳陣はシート打撃でボウカーを高橋由とともに左翼を守らせ、その座を争わせる構想でいる。激しい競争。まずは打撃で「ボウカーよか~」と猛アピールした。

 「ライナー性の打球を狙うのが自分のスタイル。早くチームに貢献したい」と息巻く真面目助っ人。1メートル88のタフガイが握るとバットはより小さく見え、まさに打ち出の小づち。安打も白星も量産できるか。

 ◆ジョン・ボウカー 1983年7月8日、カリフォルニア州出身の28歳。カリフォルニア州立大ロングビーチ校から04年ドラフト3巡目でジャイアンツ入団。07年に傘下2Aで打率.307を残して頭角を現し、08年4月12日のメジャーデビュー戦で3ランを放った。09年は傘下3Aで打率.342、21本塁打、83打点でマイナー公式サイトの最優秀打者賞を受賞。昨季途中にパイレーツからフィリーズに移籍した。1メートル85、93キロ。左投げ左打ち。

 ▼阪神・嶋田章弘スコアラー クセなくきれいに打ち返すし、何よりスイングが速いと思います。ライナーで打ち返すタイプだが力があるし、芯に当たれば本塁打も出るでしょう。

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