鳥谷が134キロ&球児が柵越え2発…虎“交換”トレ

[ 2012年2月4日 06:00 ]

ブルペンに入り投球練習する阪神・鳥谷

 鳥谷がブルペンで134キロの速球を投げ込み、藤川がフリー打撃で柵越え2本を記録する。阪神が投手と野手のメニューを一部入れ替えた。

 このユニークな試みの狙いに、和田監督は「お互いをしっかり思いやる気持ちも出てくる」と一体感を高めることとした。

 聖望学園(埼玉)時代に抑え投手として甲子園で140キロ台を連発した背番号1の鳥谷は野手最速の134キロを記録。「調子に乗って(肩を)壊さないようにしました」と照れたが、プロ9年目での初ブルペンにまんざらでもない表情。藤川は投内連係でも一塁手をこなし「打撃も守備も走塁も全部全力でやる。オンとオフの切り替えがきつい」と野手への理解を深めた様子。投内連係で投手役となった平野は「野手の見方と投手の見方は違った。投手の動き、気持ちに立ってプレーできるように頑張る」と新たな発見があったことを強調した。

 団結力に欠けていたとされる阪神。指揮官は「練習は何が正解か分からない中、やったことがヒントになって何かを感じてくれたら」と期待した。

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2012年2月4日のニュース