ペーニャ 王さんに弟子入り志願「世界のキングだ」

[ 2012年1月31日 06:00 ]

新スローガンの「VV」のポーズで笑顔のソフトバンク・ペーニャ(左)と秋山監督

 ソフトバンクの新外国人ウイリーモー・ペーニャ外野手(30)が30日、ヤフードーム内で入団会見を行い、王貞治球団会長(71)に早速、弟子入り。メジャー通算84本塁打で屈指の飛距離を誇る一方で、三振率32・8%と穴も多い。世界のホームラン王とのタッグで弱点を克服し、日本球界でその才能を完全開花させる。

 ずっと憧れの存在だった。午前中に行われた全体ミーティングに参加していたペーニャは、王会長を見つけると、すぐに歩み寄り、右手を差し出すと「ぜひ、ホームランを打つ極意を教えてください」と直訴した。

 「アメリカ、日本を通じて世界のキングだ。当然、名前は知っている。VTRも見た。直接、話せたことは光栄だと思う」。1メートル91、118キロの大男が、少年のようにはしゃいだ。

 「まずは君の打撃を見せてくれ」と王会長に「弟子入り」を許され、2月1日のキャンプから師弟コンビが実現する。レッズ時代の04年に26本塁打をマークするなどメジャー通算84本塁打。一方で通算三振率32・8%(1703打数559三振)と、日本で求められるのは確実性。巨人監督時代の84年、来日1年目で不振に陥っていたウォーレン・クロマティを料亭の個室でマンツーマン指導し復活させた王会長。その手腕で日本での成功をアシストする。

 メジャー屈指の「飛ばし屋」。07年にはロイヤルズの本拠地カウフマン・スタジアムの左翼場外の高速道路まで「計測不能弾」を放った逸話もあるほどで、マリナーズ時代に同僚だったイチローが王会長に飛距離については太鼓判を押した。それだけに、本拠地となるヤフードームを視察したペーニャは「インターネットで見たより、広くないと感じた」とさらり。

 そして視線を向けたのが「レフトウイングビジョン」と命名された左翼席上部の大型ビジョン(縦5・7メートル、横33メートル)。各社の広告がイニングごとに入れ替わり掲出され1ポイント=1円の「ゴールドポイント」を実施するヨドバシカメラも広告を掲出。そこに打球が直撃すれば同社から1000万ポイントが進呈される。推定165メートルの飛距離に加え、常時掲出されていないというギャンブル性もあり、これまで「ヨドバシ」に当てた打者はゼロ。それを伝え聞き、ペーニャは「アメリカで自分の名前が知られたのは飛距離。昨年は505フィート(約153メートル)飛ばしたよ」と色気を見せた。

 来日前には同じドミニカ共和国出身で交流のある中日・ブランコから「飛距離は君にかなわない。忍耐力さえあれば日本で成功するよ」と言われたという。会見に同席した秋山監督も「握手をしても、握力が強かった」と頼もしげに見つめた。

 「今季も(ソフトバンクが)チャンピオンになるために来た」。その飛距離に世界の王の技術が加われば、驚異的な戦力となる。

 ≪ペーニャという男≫

 ☆生まれ 1982年1月23日、ドミニカ共和国生まれの30歳。

 ☆球歴 99年にヤンキースと契約。01年にレッズに移籍し、翌02年9月10日のパイレーツ戦でメジャーデビュー。その後はレッドソックス、ナショナルズ、Dバックス、マリナーズと渡り歩く。06年の第1回WBCに出場。

 ☆ソーサ2世 本塁打を打つパワーがある一方、三振も多いことから母国の大スターになぞらえ「ソーサ2世」と呼ばれた。

 ☆飛ばし屋 身長1メートル91、体重は118キロの巨漢はパワー十分で、昨年6月24日のタイガース戦では敵地コメリカ・パークの左翼席に454フィート(約138メートル)弾を放った。またレッドソックス時代の06年には、フェンウェイ・パークで着弾まで2.81秒という驚異の弾丸ライナーで左翼席に運んだ。

 ☆VS日本人 大家(元横浜)から2本、石井(現西武)から1本の本塁打を放っている。ほかにG・マダックスから3本、C・リー(現フィリーズ)から2本など大物食いが得意?!

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