星野監督 松井獲りに本腰 4番DH用意し熱く口説く

[ 2012年1月30日 06:00 ]

03年の毎日スポーツ人賞表彰式で握手する星野監督(左)と松井

 楽天がアスレチックスからFAとなっている松井秀喜外野手(37)の獲得に乗り出していることが29日、分かった。星野仙一監督(65)が「4番・DH」として獲得を熱望。既に三木谷浩史球団会長(46)にも指揮官の意向は届けられている。松井自身は日本球界復帰に否定的だが、現段階でメジャー球団からのオファーがないだけに、楽天の熱意が伝われば大逆転での日本球界復帰の可能性もある。

 これまで数々の大物選手を口説き落としてきた星野監督が、次に本腰を入れたのは松井だった。

 就任1年目の昨季、チームは得点力不足に苦しみ5位に低迷。オフにフェルナンデス、テレーロら長距離砲を補強したが、4番は確定していない。そこで白羽の矢を立てたのが、巨人、ヤンキースなどで数々の栄光を手にし、今季の所属先が決まっていない松井だった。既に三木谷会長にも現場の要望を届け、本腰を入れて獲得へ動いている。

 松井には数年前から阪神がラブコールを送り、今オフはDeNAも獲得に意欲を示している。本人はメジャーでのプレーを希望し、日本復帰には否定的。しかし、現在のところメジャー側からオファーは届いていない。パ・リーグは大リーグのア・リーグと同様にDH制があり、故障経験のある両膝への負担も少ない。仮に星野監督が熱く口説けば――。松井の心が揺れ動き、去就に大きな影響を与えることは十分に考えられる。

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2012年1月30日のニュース