【選考経過】実力ある高崎、宮崎西は一般枠に

[ 2012年1月28日 06:00 ]

 先に選考に入った21世紀枠は東日本から東日本大震災という極めて困難な状況を克服し、地元被災者を励ました石巻工、西日本から阪神・淡路大震災当時に生まれた生徒が強豪校と互角に戦い続ける洲本を選出。3校目は寒冷地の小規模校で頑張る女満別を選んだ。

 問題は地区大会で好成績を残した高崎と宮崎西で、21世紀枠でも上位にランクされた。高崎は東日本選考で「21世紀枠は“あと一歩”という学校を救うのが趣旨。実力があり、一般枠で判断されるべき」(大会事務局)と一般枠に回った。西日本次点の宮崎西にも同様の考え方がみられた。

 このため関東・東京6校目は横浜と帝京で比較となった。投手・守備力は互角。東京大会決勝で関東一に1安打零敗した帝京に比べ、攻撃力で横浜が勝ると判断した。

 九州4校目は九州大会準決勝で0―9とコールドで大敗した創成館と宮崎西で論議。同じ九州学院に準々決勝で0―2と接戦を演じた宮崎西を「甲子園でも安定した戦いができる」と推した。

 近畿は4校目に実力評価で大阪桐蔭が4強入りの近江をしのいだ。6校目は機動力豊かな鳥羽。奈良1位の奈良大付だが同一県3校目となるため、補欠校でも2位となった。

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2012年1月28日のニュース