優勝候補は光星学院と愛工大名電 智弁学園、関東一も…

[ 2012年1月27日 15:45 ]

明治神宮大会の決勝で対戦した光星学院と愛工大名電

 代表校32校が出揃った第84回選抜高校野球大会(3月21日から12日間、甲子園)。優勝候補筆頭は神宮大会の決勝で対戦した光星学院(青森)と愛工大名電(愛知)だ。

 東北大会は4試合で30点、3試合で24点と、光星学院は圧倒的な攻撃力で日本一へ駆け上った。強力打線の主軸を担うのは昨秋から捕手に転向した田村龍弘、北條史也(ともに2年)の3、4番コンビ。豪快な一発を秘める2人の脇を昨夏のベンチ入りメンバー天久翔斗、城間竜兵(ともに2年)が固め、どこからでも連打が生まれる。その一方エース金沢湧紀投手に次ぐ2番手が不安定で、金沢を救援待機させる試合で大量失点することもしばしば。昨秋は打力で押しきってきたが、「春は投手力」と言われるセンバツではどうか。

 愛工大名電のエース左腕・浜田達郎投手は東海大会から神宮大会までほぼ1人で投げ抜いたようにスタミナは十分。直球だけでねじ伏せることのできる豪腕だ。お家芸の走塁、バントはもちろん健在で、着実に得点を積み重ねる堅実な攻撃を見せる。

 昨夏に甲子園を経験している青山大紀投手(2年)擁する智弁学園(奈良)や、強力打線の大阪桐蔭(大阪)、投打にハイレベルな関東一(東京)、平田祥真、西坂凌(ともに2年)の2枚看板を誇る鳥取城北(鳥取)も上位を狙える。

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2012年1月27日のニュース