プロ選手が高校球児に…グラウンドで初めて指導 

[ 2012年1月21日 10:10 ]

高校球児の前で実技指導する巨人の小笠原道大内野手(2)

 プロ野球の現役選手が高校球児に技術指導などを行うシンポジウム「夢の向こうに」が21日、巨人の小笠原道大内野手らが参加して宮崎市の宮崎県総合運動公園で行われた。

 
 これまではホールで実施し、プロ選手がステージ上で実技指導していたが、今回はテストケースとして初めて、共にユニホーム姿でグラウンドでの指導が実現した。
 
 シンポジウムは午前、午後の2部制。ドームで行われた午前の部には、指導役のパネリストとして巨人、ソフトバンクの計11選手と宮崎県高野連に加盟する高校の野球部員らが参加した。小笠原選手は開会式で「みなさんとユニホームを着て交流できるのをうれしく思っている。教わったことを明日からの練習に生かしてほしい」とあいさつ。その後、ポジションごとに分かれ、プロ選手が身ぶり手ぶりを交えてピッチングや守備の際の捕球の仕方を熱心に直接指導した。
 
 2003年に始まった「夢の向こうに」は昨年までに47都道府県を一巡した。来年以降の形式を決めるため、今年は3会場でのテスト開催を予定している。

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2012年1月21日のニュース