レギュラー確約なしも青木「僕らしい」 イチからはメール

[ 2012年1月21日 06:00 ]

背番7の入ったサインを手にするブルワーズ・青木

 青木流の抱負だった。ブルワーズ入りが決まり「(大リーグでも))オリジナルの選手になって、僕にしかできないようなプレーがしたい」。それは日本で首位打者を3度獲得した男の自負でもあった。

 ブ軍は昨季MVPのブラウンが薬物規定違反のため、開幕から50試合の出場停止が確実。その代役としてチャンスは与えられるがレギュラーは確約されていない。03年ドラフトでもヤクルトからの指名順位は4巡目と決して高い評価ではなかっただけに、青木は「今までも本当の意味で迎え入れられたことはなかった。僕らしいと思う。チームに何が足りないのかを考え、自分が補えれば出場機会も増える」と話した。昨季地区優勝のチームは、盗塁数はリーグ12位の94。背番号が7に決まったことに「足の速い人がつけているイメージがある」としたが、06年に盗塁王を獲得した足を発揮すれば、レギュラーへの道は近づく。

 マリナーズ・イチローからは「楽しみにしているよ」と祝福メールが届いた。「スタートラインに立てた。120%の力でやってきたい」。その顔は希望に満ちあふれていた。

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2012年1月21日のニュース