夜も練習漬けだ!中畑監督 野手陣全員参加素振り指令

[ 2012年1月21日 06:00 ]

 DeNAの中畑監督が、宜野湾キャンプの夜間練習で、野手陣全員参加の素振り指令を出した。「ホテルの外で、みんなで声を合わせてやってもいい。全体でやった方がチームで戦うという意識も高まる」。掛け声に合わせて全員でスイングするという、まるで高校球児のような練習風景だ。

 指揮官は練習の意図を「素振りをすることで体の切れ、心の切れが生まれてボディーバランスのチェックもできる」と説明する。キャンプ中はティー打撃やフリー打撃のようにボールを打つ練習に偏るため、どうしても力みからスイングの形が崩れやすい。素振りの重要性を説く中畑監督は「(79年・巨人の)伊東キャンプでも全員でやったよ」と伝説のキャンプの光景を脳裏にめぐらせた。

 野手20人参加で、1人10カウントするとすれば200スイング、2周すれば400スイングとなる。「打撃練習も含めて1日1000~1500スイングしてほしい。限界を超えるとその限界が当たり前になる」と指揮官。2月の宜野湾の夜は、野手の鋭いスイング音が鳴り響くことになる。

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2012年1月21日のニュース