入札制度15年目 第1号はイチロー 

[ 2012年1月19日 10:39 ]

 1998年につくられた入札制度を利用し、多くの日本選手が大リーグへ移籍した。

 第1号は2000年11月にオリックスから申請したイチローで、マリナーズが1312万5000ドルで落札。1年目にア・リーグ最優秀選手に選ばれ、一昨年まで10年連続でシーズン200安打を達成するなど、メジャーを代表する打者となった。

 02年に石井一久がヤクルトからドジャースへ移り、先発陣の一角に定着し、04年には大塚晶則が中日からパドレス入りして救援として活躍した。

 06年11月、西武から申請した松坂大輔をレッドソックスが5111万1111ドル11セントで落札して話題に。1年目に15勝(12敗)を挙げ、ワールドシリーズ制覇に貢献した。松坂との交渉権を得られなかったヤンキースは阪神の井川慶を2600万194ドルで落札したが、5年間でメジャー登板が16試合で2勝(4敗)と振るわなかった。

 同じ年にヤクルトからデビルレイズ(現レイズ)入りした岩村明憲は08年にア・リーグ初優勝を支えた。

 10年11月には西岡剛がロッテから申請し、ツインズと契約。同じ時期に楽天から岩隈久志も申請したが、アスレチックスとの交渉は決裂。昨季終了後にフリーエージェントとなり1年待ってマリナーズへの移籍が実現した。

 この冬は西武の中島裕之がヤンキースとの交渉がまとまらなかったが、ヤクルトから申請した青木宣親は日本時間18日にブルワーズと2年契約で合意した。

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2012年1月19日のニュース