楽天ドラ1・武藤、先発は“水曜どうでしょう”

[ 2012年1月19日 06:00 ]

立ち投げで30球を投げた武藤

 星野監督、武藤の登板日は水曜でどうでしょう!?楽天のドラフト1位・武藤(JR北海道)が、Kスタ宮城での新人合同自主トレで初のブルペン入り。捕手を立たせて30球を投げ「状態はいい。先発ならローテーション入りが目標」と、指揮官が駒不足に悩む先発の一角に名乗りを上げた。

 母校の北海道・札幌藻岩出身の有名人といえば俳優・大泉洋(38、写真)だが、その先輩の看板番組「水曜どうでしょう」ばりに、シーズンで火~木曜日に行われる3連戦の第2戦、つまり水曜日の先発に食い込むつもりだ。

 大泉洋とは縁がある。「水曜…」は北海道から人気に火が付き、全国でも放映されるようになったローカルお化け番組。武藤はそれを見て育ち、高2の時には母校の創立30周年式典トークショーに登場した大泉を見て感激した。「陽気なところが好き。どこに出ても変わらない」とマイペースなキャラクターを尊敬している。最速147キロの即戦力右腕。北海道のローカルタレントから全国区の俳優に成長した先輩のように、立身出世を成し遂げる。
  
 ◆武藤 好貴(むとう・よしたか)1987年(昭62)7月22日、北海道生まれの24歳。札幌藻岩から中京大に進み、4年春に10季ぶりのリーグ優勝に貢献してMVPを獲得。JR北海道では11年都市対抗1次予選でノーヒットノーランを達成(7回コールド参考記録)。同年ドラフト1位で楽天入団。社会人時代は札幌市内の白石駅に勤務。1メートル77、72キロ。右投げ右打ち。

 ▽水曜どうでしょう 1996年10月に北海道テレビ放送でスタートしたバラエティー深夜番組。「低予算」「低姿勢」「低カロリー」の「3低」をモットーに、無謀な旅を基本とした企画を行う。大泉洋の他、放送作家・鈴井貴之、同行ディレクター2人の計4人がレギュラー陣。当初は北海道ローカル番組だったが、口コミで評判が広がり全国にファンが多い。

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2012年1月19日のニュース