“死も意識”阪神大震災から17年 「イチローの言葉が活動につながった」

[ 2012年1月17日 09:44 ]

 大リーグ機構(MLB)は16日、3月28、29日にマリナーズとアスレチックスで行われるメジャーの日本開幕戦(東京ドーム)を東日本大震災からの東北復興支援イベントにする考えを示した。都内で開催された「2012MLB開幕戦」の記者会見で、ジム・スモールMLBジャパン代表(50)が発表した。

 支援の目玉となるのは今季年間200安打に再挑戦するマ軍のイチロー外野手(38)。大リーグ選手会日本代理人のピーター・ミラー氏は「イチロー選手から、地元の人々と触れ合う形を多くとってほしいという提案を受けました。彼の言葉が、いろいろな活動につながった」と証言した。

 イチローは自らも「死」を意識したという95年の阪神大震災では「がんばろうKOBE」のスローガンの象徴となった。

 マ軍のエリク・ウェッジ監督は「この試合で国や地域を助けたい。支援のための資金を調達できれば」と収益の一部を義援金としたい考えも披露した。

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2012年1月17日のニュース