村田 “長嶋さん看板弾”狙う!「方向的にはそっちを意識しながらの打撃」

[ 2012年1月16日 06:00 ]

巨人に移籍した村田は新しい打撃フォームで鋭い打球を放つ

 横浜からフリーエージェント(FA)で移籍した巨人・村田修一内野手(31)が15日、鹿児島県奄美大島でDeNA・筒香嘉智内野手(20)らと行っている自主トレを公開した。

 長嶋茂雄終身名誉監督、原監督と受け継がれてきた巨人の聖域・三塁を継承する村田は、東京ドーム右中間にあるセコム社の長嶋氏の看板めがけた打撃を宣言。右中間への打球を心掛ける調整は横浜時代から続けており、自身初の看板直撃弾を狙う。

 新天地に飛び込む村田の標的は「長嶋茂雄」だ。東京ドーム右中間に輝くミスタースマイル全開のセコム社の看板広告。村田は「方向的にはそっちを意識しながらの打撃ですね。ハマスタでも“崎陽軒のシウマイ”の看板が右中間にあり、それを意識して振っていました」と新本拠地での打撃スタイルを思い描いた。

 「長嶋さんも、原さんもそうですし。伝統ある巨人のサード」と自ら口にする聖域を継承する。「何よりもケガせず144試合戦い抜くこと。その上で恥じない成績も残さないといけない」。そのための第一歩が長嶋氏めがけた打撃だ。

 東京ドームによると同社の看板は継続方針で場所の変更も予定されていないという。看板直撃には135メートル以上の飛距離が必要。逆方向となる右打者には特に困難で過去にも01年の清原和博ただ一人。村田自身、横浜時代には他も含め看板直撃弾はないが「当ててみたいとは思います。そうなれば一流だと思う」。統一球の導入でセコム社に限らず昨年は93年以来18年ぶりに0本だった東京ドームの看板直撃弾を究極の目標に掲げた。

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2012年1月16日のニュース