岩瀬 14年目へ本格始動!絶対守護神へ“新球”模索

[ 2012年1月16日 06:00 ]

「鳥取ワールドウィング」のトレーニングルームで筋トレを行う岩瀬

 中日・岩瀬仁紀投手(37)が15日、鳥取市のトレーニング施設「ワールドウィング」でプロ14年目のシーズンに向けて本格始動した。

 「ここに来たらケガをしづらい体ができますから。(キャンプへの)体づくりの準備としては最高ですよ」

 昨シーズンは開幕が2週間ずれ込み、チームは日本シリーズまで戦ったことから例年より短いオフとなったが「自分の時間は作れたので、充実したオフを過ごせました」と、うまくリフレッシュを図りこの日を迎えた。

 前人未到の通算300セーブをクリアし、なお絶対守護神として君臨することを期待される今季のテーマは「右バッター対策」。昨シーズンは、セットアッパーの浅尾がイニングまたぎで右打者を抑えて岩瀬にバトンをつなぐリレーも見られた。しかし、9回1イニングをピシャリと抑えてこその守護神。そのため、右打者を封じる手だては不可欠になる。

 「右バッターに通用する、ちょっと外に逃げていくというか落ちていくボールがあったらいいなと思ってます」

 “新球”に関してはこれまでも試行錯誤を続けてきた。昨季もフォークボールを投げてはいたものの、手応えをつかむボールには至ってない。「実際、フォークという代物じゃないんで。抜かずにかわす感じのボール。あくまでシュートの変形なんです」。ただ、このボールを多投すると負担がかかることから「別の球でカバーできる」球種を模索していくことになる。新球への道のりは楽ではない。それでも答えを見つけた時、名球会ストッパーの輝きがさらに増すことになる。

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2012年1月16日のニュース