藤岡 マー君、斎藤と“18番対決”でパ盛り上げる

[ 2012年1月11日 06:00 ]

「18番対決」でパ盛り上げる!!18のゼッケンを着てキャッチボールするロッテ・藤岡

 ロッテの新人合同自主トレが10日、QVCマリンでスタートし、ドラフト1位の150キロ左腕・藤岡貴裕投手(22=東洋大)がプロでの第一歩を踏み出した。今オフ、パ・リーグから大リーグ移籍が濃厚なダルビッシュをはじめ、岩隈、和田、杉内ら主力投手が大量流出。エースナンバーを背負う黄金ルーキーは「18番対決」でパを盛り上げる決意を示した。

 「18は責任があって重い番号。相手のエース級にも投げ勝てるようになっていきたい」。新人ながらエースナンバーの重み、そして使命感を理解している。同じ18を背負う西武・涌井、楽天・田中、日本ハム・斎藤らと白熱した投手戦で「熱パ」を演出したい。この日の合同自主トレではインターバル走のきつさに悲鳴。それでもキャッチボールでは切れのある球を投じて、早くも首脳陣をうならせた。

 ロッテは他球団に先駆けて6月に藤岡の1位指名を表明。3球団競合の末に引き当てた。そんな黄金ルーキーに対し、球団側は4月6日から日本ハムと3連戦を行う本拠地の開幕カードに投げさせたい意向を持っている。3月30日からの楽天との開幕3連戦(Kスタ宮城)に先発すれば、それも可能だ。練習を視察した西村監督は「(キャンプ1軍スタートと)思ってもらって構わない」と明言。順調にキャンプ、オープン戦を乗り切って先発ローテーションに入ってくれば、藤岡にチャンスが巡ってくる。

 「まずはしっかり体をつくる。キャンプ初日(2月1日)にブルペン入りできればいい」と藤岡。18を背負う者の宿命として、パ・リーグの投手力が落ちたとは言わせない。

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2012年1月11日のニュース