投手なのに…塩見目標は本塁打「いつか打ってみたい」

　楽天・塩見が今季の目標になんとプロ初本塁打を掲げた。Ｋスタ宮城室内練習場で本格始動した左腕は「本塁打はいつか打ってみたい」と野望を明かした。

　打者としては愛媛・帝京五３年夏に５番を務め県３回戦まで打率１０割と大活躍し、３試合４本塁打をマークした。準々決勝の今治西戦は４打数２安打で敗れたが、当時は「ボールが大きく見えたり、止まって見えていた」と究極の集中状態「ゾーン」に入るほど潜在能力は高い。

　もちろん本業も忘れてはいない。岩隈がマリナーズへ移籍し、先発ローテーションで確定しているのは田中、塩見だけ。「誓いが３つあります。（１）ケガをしない（２）ローテを守る（３）２桁勝利」と先発の柱に名乗りを上げた。本塁打のチャンスは交流戦、日本シリーズのみとなるが、投打の活躍でプロ２年目の飛躍を目指す。