菊池“潮崎シンカー”習得へ 課題の右打者対策に光明

[ 2012年1月10日 06:00 ]

岩手県花巻市内でトークショーを行った西武・菊池

 西武・菊池が岩手県花巻市内でトークショーを行い、「潮崎シンカー」の習得を掲げた。昨季はプロ初勝利を含む4勝を挙げたが「右打者対策が鍵になりますね」と課題は明白だ。

 左打者に被打率・208と好投しながら、右打者には同・329。許した6本塁打も全て右打者。直球とスライダー以外に自信を持って投じる球種がなかった。そこで西武の大先輩が持つ宝刀に目を付けた。通算82勝55セーブを積み上げた潮崎哲也編成部プロ担当のシンカーだ。

 昨年12月に参加したオーストラリアのウインターリーグで、同行した潮崎氏から助言を受けた。フォークを浅くした握りをキャッチボールで試すと「いい感じで変化した。元祖シンカーの潮崎さんと一緒にいられたことが大きかったですね」と手応えを感じている。前日は盛岡市で成人式に出席。この日は高校3年間を過ごした懐かしい地でリフレッシュ。新球習得で3年目の飛躍を狙う。 

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2012年1月10日のニュース