黒田　メジャー残留を決断、古巣・広島に断り

　米大リーグ、ドジャースからフリーエージェント（ＦＡ）となった黒田博樹投手（３６）が９日、獲得を目指していた広島に入団を断り、今季もメジャーでプレーする意思を伝えた。広島の鈴木清明球団本部長が明らかにした。

　黒田は昨季、ドジャースで１３勝１６敗、防御率３・０７と好成績を残した。オフには日本球界復帰なら２００７年まで所属した広島に戻る意向を示したが、大リーグの複数の球団が獲得に乗り出していた。鈴木本部長は「もう１年メジャーでやるということなので残念だが、仕方ない」と話した。

　黒田は広島で通算１０３勝８９敗１セーブ、メジャーでは通算４１勝４６敗をマークしている。