レンジャーズ 本拠地訪問したダルをVIP待遇で歓迎

[ 2012年1月5日 06:00 ]

 レンジャーズは3日(日本時間4日)、独占交渉権を持つ日本ハム・ダルビッシュ有投手(25)がテキサス州ダラス近郊に滞在中だと発表した。2日(同3日)には同投手を本拠レンジャーズ・ボールパークに特別招待。ノーラン・ライアン球団社長兼共同オーナー(64)ら球団首脳がそろって出迎えていたことが分かった。契約交渉はこれからが本番だが、入団を前に期待の大きさを物語る超VIP待遇だった。

 落札額は史上最高となる5170万3411ドル。「40億円の男」を迎えるにあたって、三顧の礼を尽くすのも当然だった。レ軍は3日、独占交渉権を持つダルビッシュがダラス近郊に滞在中だと正式発表。「交渉中にこれ以上の発表はない」としたが、同日にはダルビッシュの代理人であるアーン・テレム、団野村両氏が本拠・レンジャーズ・ボールパークにある球団事務所を訪れ、ジョン・ダニエルズGMと数時間にわたって会談。3人とも「ノーコメント」としたが、その裏では近未来のエース候補を熱烈歓迎していた。

 ダルビッシュは前日の2日に招待を受け、同球場のクラブハウスなど施設を見学。複数の米メディアによると、同GMのほかに通算5714奪三振の大リーグ記録を持つライアン共同オーナーや、ロン・ワシントン監督も出迎えたという。入団が決まっていない選手に対し、球団首脳が顔をそろえて出迎える超異例の待遇。また、レ軍の地元紙スター・テレグラムは、ダルビッシュは2010年にリーグMVPに輝いた主砲ハミルトンと、昨季32本塁打、30盗塁を記録したキンスラーともクラブハウスで鉢合わせしたと報道。1メートル83、91キロのキンスラーは自身をはるかにしのぐ体格の持ち主である右腕に対し、「体が大きく、存在感が凄くあった」と驚がくしていたという。

 ダルビッシュの今回の渡米目的は既に完了したメディカルチェックや、球場や住環境の確認。現時点で契約交渉に大きな進展はない。交渉は長期戦が必至で、交渉期限となる東部時間18日午後5時(日本時間19日午前7時)ギリギリまで攻防が続くとみられる。ただ、今回のダルビッシュと球団首脳の「蜜月関係」を受けて、米メディアは総じて楽観的。米CBSスポーツ電子版は「まだ交渉は煮詰まってもいないが、ダラスに来たということで誰もがいずれ契約に合意すると踏んでいる」と報じている。

 3日は球場に姿を見せなかったダルビッシュだが、近日中に帰国し、宮崎で楽天・田中らと自主トレを行う予定。落札額だけではなく、実際に肌で感じたレ軍の熱意、球場の雰囲気を胸に、シーズンに向けた体づくりに励んでいく。

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