中畑監督、3・11ホーム初戦で復興スピーチ

[ 2012年1月4日 06:00 ]

ゴルフ場で元気に飛び上がるDeNA・中畑監督

 DeNAの中畑監督が、東日本大震災からちょうど1年を迎える3月11日に、被災者に向けた鎮魂のスピーチを検討している。同日は新球団となって初の横浜スタジアムでの主催試合となる西武とのオープン戦が予定されており、「3・11がホーム初戦か。球団が考えているだろうけど、(自分の)スピーチは状況によってあるんじゃないか。俺がやることに価値があるよな」と話した。

 故郷の福島も原発事故で大きな被害を受けており、昨年は自ら被災者を激励するなど復興を願う気持ちは人一倍強い。少しでも元気づけようと常に明るく振る舞う新監督は「俺が呼ばなくても(福島の)各地区から勝手に来るよ」と冗談めかしたが、同日に福島県内の少年たちを招待するプランも進めている。「地元に応援してもらっているし、こっちも頑張ろうという気持ちになる。しっかりメッセージを送りたい」。昨年は楽天・嶋の「見せましょう、野球の底力を」というスピーチが話題になったが、中畑監督だからこそ発することができる言葉に注目が集まる。

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2012年1月4日のニュース