DeNA中畑監督「注目されてナンボ…やりすぎというところまで」

[ 2012年1月2日 08:00 ]

「熱い絆」と書初めした中畑清監督

 新球団としてスタートを切るDeNAの初代監督に就任した中畑清監督(57)は4年連続最下位のチームの再建へ、春のキャンプでは厳しい練習量を課して選手を徹底的に鍛える予定だ。

 現役時代から明るい性格で知られた指揮官は、苦しいときこそムードを大事にする。盛り上げ役に徹する構えで「私の仕事はそれ。やりすぎというところまでやりたい」と言う。

 就任が決まってから、チームの顔と自覚して行動してきた。時にはカラオケボックスで報道陣に対応し、歌まで披露した。

 「注目されてナンボ。とにかく注目されたくてしかたがない」。春田真オーナーは最下位脱出を目標としたが、中畑監督は「てっぺんを目指さないといけない」と語る。

 それでもシーズンが始まれば厳しい戦いになることは自覚している。昨年12月に横浜市内の球団事務所で職員に語ったことがある。「大きな壁を乗り越えないといけない。現場(の雰囲気)は真っ暗になる。でも前向きさを表現していく」と自ら先頭に立って選手を鼓舞する考えだ。

 背番号は70に決めた。「7という明るいものにゼロからのスタート」。あふれ出る情熱をエネルギーに、突き進む。

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2012年1月2日のニュース