“年男”マー君　目標は２年連続沢村賞＆初ＭＶＰ

紅白歌合戦の審査員としてステージであいさつをする楽天の田中

　２０１２年は辰年。楽天・田中将大投手（２３）、日本ハム・斎藤佑樹投手（２３）らの黄金世代が、２４歳の「年男」となる。３６歳組と合わせ、節目の年にさらなる飛躍を期す年男。田中は年齢と同じ「貯金２４」をノルマに、２年連続沢村賞＆自身初のリーグＭＶＰを狙う。

　昨年は最多勝、最優秀防御率など投手タイトルを総なめにした楽天・田中。今季の目標はズバリ、２年連続沢村賞と自身初のＭＶＰ獲得だ。

　「沢村賞はずっと手にしたいタイトルだし、ＭＶＰはチームの成績が良くないと獲れない」。昨季は１９勝５敗と１人で１４の貯金をつくりながら、チームは借金５の５位。喜びも半減した。球団創設８年目で「東北のファンの方から優勝を期待されて、だいぶ長い時間がたった。期待に応えないと」。勝ち方にもこだわる。意外にも田中の野球人生においてノーヒットノーランの経験がない。「野球やっている以上は一度はやってみたい」と意気込む。「あいつなら完全試合も狙える」と太鼓判を押した星野監督が求めるノルマは「２５勝１敗」と高い。年男の年齢と同じ貯金２４に近づくほど優勝も引き寄せる。