ノムさんの著書読みあさった和田監督「自分の野球より大事」なこととは?

[ 2012年1月2日 06:00 ]

【阪神・和田監督に聞く2】

 ―理想の監督像は?

 「いろんな監督のいい部分は参考にさせてもらうし、私には私のやり方がある。ただ、自分の考えを押し通すつもりはない。今いる選手をどう使いこなすか、勝ちに結び付けるかということの方が、自分の野球をやることよりよっぽど大事」

 ―阪神の監督も務めた野村克也氏からは、現役時代から著書を読むなど影響を受けたのでは?

 「読みあさったね、すべてというくらい。野村さんがヤクルトの監督に就任されて、変化というのは並大抵のものじゃない。どういう指導の下、選手が変わっていったのかすごく興味があって、ミーティングに参加したいくらいだった」

 ―つまり頭の部分が必要だと感じた?

 「プロに入った時に掛布さん、岡田さん、バース、平田さん、真弓さん。そこらへんを見て、この世界で食っていけるという感覚があったら、頭とか使っていないかもしれない。ただ、あの人たちを見て、とても力ではかなわないと思った」

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2012年1月2日のニュース