青木&中島 あまりに低い打者への入札額…覆せ!!

[ 2012年1月2日 08:00 ]

 近年の日本野手への低評価を覆すことができるか注目が集まるのは青木と中島だ。入札制度によるメジャー移籍を表明し、それぞれブルワーズとヤンキースが独占交渉権を獲得したが、落札額は同じ250万ドル(約1億9500万円)。ともに日本球界を代表する選手でありながら、ダルビッシュの20分の1だった。

 首位打者3度、年間200安打2度の実績を引っさげて海を渡る青木は「夢が具体的になってきてホッとしている」と喜ぶ。チームは昨季リーグMVPの左翼手ブラウンがドーピング検査で陽性反応を示し、50試合出場停止が濃厚。「MVPの代役」として指名された格好で、まずは開幕50試合で結果を出したい。

 一方、昨季自己最多の100打点を挙げた中島も「伝統ある球団から入札を受けて感謝している」と話すが、控えスタートという厳しい挑戦が待ち受ける。遊撃は主将ジーター、三塁は通算629本塁打のロドリゲス、二塁手はカノと内野陣はスターぞろいで、契約後の他球団へのトレード話も報じられている。青木と中島の1年目の成績は、今後の日本野手への価値を測る指標ともなる。

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2012年1月2日のニュース