DeNA 春田オーナー 中畑監督は「しゃべり過ぎやろ」

[ 2012年1月1日 07:05 ]

就任会見を終え、握手を交わす(左から)池田球団社長、高田GM、春田オーナー

 今月1日のオーナー会議で正式に球界参入が承認され、新たに船出したDeNAベイスターズ。4年連続最下位と低迷が続くチームの若き新オーナーとなった、DeNA会長でもある春田真氏(42)は球団を、そして球場をどう変えていこうというのか。買収劇の舞台裏、球界に新風を吹き込むべく今後の改革案…。その胸のうちを聞いた。

 ――情報発信する新たなスタジアム。

 「チームが成績が良くないので情報発信もできていない。ファンとも距離があって、勝っても負けても情報発信できないと僕は困ります、と。新規参入である以上、そこが露出されないと、会社がやる意味が薄れる。だから新監督は情報発信できる人をお願いした」

 ――その新監督は、工藤公康氏の就任が直前でなくなった。

 「それは残念だなと思いましたよ。けれど決断しないといけない。高田さんが多少なりとも違和感があるということであれば、じゃあやめましょうと」

 ――そして中畑新監督が誕生した。印象は?

 「あっ、中畑だ!イメージした中畑清だ、と。でも、しゃべり過ぎやろ。コーチ人事言ったらあかんやろ(笑)」

 ――その高田GMに編成など全て任せている。

 「イメージは日本ハムだったんです。やっぱり中長期的に強くするにはああいうチームなのかな。割とシンプル。結構シンプル。(高田GMとは)毎日会ってましたよ。でも高田さんに決めて良かった。僕らはこう考えているというと、じゃあ変えましょうよと。やりやすいですよ」

 ――42歳の若きオーナー。プライベートは?

 「あんまり家族サービスしないけど、ご飯食べたり、ちょっと旅行とかは行きます。11月下旬には土日休めた。娘は小学校2年と幼稚園」

 ――趣味は?

 「これがねえ、ないんですよ。本読むのは好き、ゲームも好き。でもええ年してね。中学、高校の時は落合信彦さんの本はほとんど持っていた。男として、とか仕事はとか…。意外とそんなの好きだった。最近はメジャーリーグ何だかとか、野球系のやつを読んでる。マネーボールは小説読もうと思ったけど、疲れて…」

 ――新ユニホームは。

 「ロゴが決まって、エンブレムが決まって。出来上がりは見てないけど、1月何日かに発表かな」

 ――意気込みは。

 「やっぱり歴史はあるので、プロモーションできることはやったほうがいいし、地元と密着してとか。球界を変えていこうという部分はある。自分たちが新しい存在にならないといけない」

 

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2012年1月1日のニュース