DeNA 松井獲得成功なら「4番左翼」 ラミは一塁コンバート

[ 2011年12月31日 10:29 ]

1994年5月、中日戦でサヨナラホームランを放ち、中畑コーチ(当時)の出迎えを受ける松井

 DeNAの池田純球団社長(35)は30日、アスレチックスからFAとなった松井秀喜外野手(37)の獲得に強い興味を示した。松井はメジャー残留を基本線としているが、交渉は長期化の様相。中畑清監督(57)にとっては巨人打撃コーチ時代の愛弟子でもあり、日本球界復帰の選択肢が浮上した場合は、新球団の目玉として獲得に乗り出す方針だ。

 新生ベイスターズ誕生以降、通算359本塁打のラミレスをはじめ鶴岡、小池らを補強してきたが、優勝を狙うにはまだ駒不足。松井はメジャー9年目の今季は打率・251、12本塁打、72打点と、故障したシーズンを除けば自己最低成績に終わったが、日本に復帰すれば、4番を十分に任せられる。唯一の不安材料は人工芝での守備だが、両膝の状態は良好。何より集客面で、松井以上のスターはいない。左翼はラミレスがいるが、中畑監督は一塁コンバートも計画しており、松井獲得に成功した場合は4番・左翼として4年連続最下位からのチーム再建の旗手を託すことになる。

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2011年12月31日のニュース