王さんが英語教科書に 全国100大学で採用見込み

[ 2011年12月30日 06:00 ]

教科書に載った、ソフトバンク・王球団会長

 ソフトバンクの王貞治球団会長(71)が教科書に登場する。大学生向けの時事英語の教科書「ECO―ACTION AND THE CHANGING GLOBAL ECONOMY(エコアクションと経済)」(南雲堂)で、来年4月から全国100大学で採用される見込み。

 米文学が専門の東農大の千葉剛教授(65)が編集責任者となった同教科書は今回が20作目で、過去には巨人・長嶋茂雄終身名誉監督、マリナーズのイチローら球界を代表する人物が題材となっている。3年をかけて交渉した千葉教授は「模範となる野球人。若い人たちの生活目標になり得る人物」と起用の理由を説明。王会長は皇太子殿下に続く第2章に登場し、選手、監督としての数々の栄光が6ページにわたって紹介されている。

 テーマとなっているのは「努力」。代名詞である一本足打法を苦労して完成させたエピソードとともに「私のホームランは技術によって達成されたものだ」という王会長自身の言葉も添えられている。千葉教授は「努力の大切さを学生に学んでほしい」と話した。

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2011年12月30日のニュース