2年目のプロ初安打へ!斎藤 来季は「井端モデル」

[ 2011年12月23日 12:49 ]

 日本ハム・斎藤佑樹投手(23)は来季、バットでも勝利に貢献する。今オフ、契約するミズノ社に890グラムの「井端モデル」バットを発注した。プロ1年目の今季は、左脇腹痛もあって交流戦で打席に立つことはなかったが、2年目の来季は打つほうにも意欲的。この日、マリナーズ・イチロー外野手(38)と極秘自主トレを敢行した斎藤が、来季交流戦でプロ初安打を狙う。

 斎藤のお眼鏡にかなったのは「井端モデル」だった。右腕は9日、大阪市内で行われた「ミズノアンバサダーミーティング」に参加。グラブ、スパイクなどのギアのほかに交流戦用のバットもチェック。展示場内にずらりと並んだ名手のバットの中から1本を選んだ。目を輝かせながら、グリップを握ると、その感触がジャストフィット。中日・井端が今季使ったモデルをその場で担当者に発注した。

 早実時代は甲子園で2本塁打、早大でもリーグ戦で1本塁打を記録するなど打撃でも非凡な才能を持っている。今回選んだバットは890グラムのアベレージタイプ型だが、ジャストミートすれば外野の間を抜けていく長打力は十分に持ち合わせている。今季は6勝を挙げ、ヒーローインタビューを6度受けたが「(お立ち台に)たくさん立ちたい気持ちはあります。回数とかは言いませんけど…。今年以上は活躍したい」。投げるだけでなく打つ方でも貢献すればその目標も簡単にクリアできる。

 とはいえ、DH制のパ・リーグで投手が打席に立つのはセリーグ主催の交流戦、日本シリーズだけだ。今季斎藤は5月8日のソフトバンク戦(札幌ドーム)で左脇腹痛を発症。交流戦登板を棒に振っただけに、来季5月16日から始まる交流戦がプロで初めて打席に立つ公式戦となる。この日は都内でイチローと2度目の合同自主トレを行った。2年目に向けて進化を続ける斎藤が投打で観衆の目を釘づけにする。

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2011年12月23日のニュース