ダルより黒田!入札回避したRソックスが猛アタック

[ 2011年12月23日 06:00 ]

 レッドソックスがドジャースからFAの黒田博樹投手(36)に、猛アタックをかけていることが21日(日本時間22日)分かった。補強の最優先事項になっており、大リーグ関係者は「かなり積極的に動いていると聞いている」と証言。条件は1年契約で、年俸は今季の1200万ドル(約9億3600万円)を超える1300万(約10億1400万円)前後で交渉しているとみられる。

 ターゲットは黒田だった。レ軍は当初、日本ハム・ダルビッシュの入札に参加するとみられていたが、実際は回避。球団は今季202イニングを投げて13勝し、メジャー4年間で通算41勝の実績がある黒田にシフトしていた。かつてロッテを指揮したボビー・バレンタイン新監督も獲得を強く進言した1人だ。今月上旬のウインターミーティングでは本紙の取材に「黒田はメジャーの野球にうまく適応して、本当に良い仕事をしている。人間としても良い評判ばかり。うちは黒田とサインすべきだね」と話していた。

 レ軍は先発3枚は確定しているが、松坂、ラッキーは右肘の腱移植手術を受け離脱中。松坂は復帰が6月以降になるため、中継ぎのバードらの先発転向も検討するほど厳しい台所事情で、ベン・チェリントンGMも「いろんな形で投手陣を強化したい」と話している。ヤンキース、エンゼルス、タイガースなども獲得に動いている黒田争奪戦。レ軍は「ダルビッシュ資金」も投入して獲得に全力を挙げる。

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2011年12月23日のニュース