和田、背番号18!低迷オリオールズの救世主に名乗り

[ 2011年12月17日 06:00 ]

会見で背番号18を披露する和田

 ソフトバンクから海外FA権を行使し、オリオールズと2年契約を結んだ和田毅投手(30)が15日(日本時間16日)、オリオールパークで入団会見を行った。早大時代から憧れていた舞台を前に「ローテーションを1年間守ることを目標にしたい」と抱負。さらに「自分が入って変わったと言われるようにしたい」と、4年連続地区最下位に低迷中のオ軍の救世主に名乗りを上げた。

 チームカラーのオレンジ色のネクタイ姿で、冒頭は英語であいさつ。「2時間前から練習した。チラチラ見ながらで申し訳なかった」と、テーブルに置いた「カンペ」持参を恐縮したが、会場は拍手に包まれるなど、真しな対応は地元メディアの心をつかんだ。

 背番号は18。同学年で同地区のレッドソックス・松坂と同じ番号になり、再びライバル関係となった。「こっちではルーキー。まずはチームに認めてもらい、“大輔とやりたい”と言えるような投手になれれば」。右肘手術から来年6月以降の復帰を目指す親友との対決に思いをはせ「レッドソックス以外のチームや打者の特徴は聞ける」と、情報収集の頼りにもしている。

 9年間で107勝を挙げ、昨年は最多勝とパ・リーグMVPを獲得。2年総額815万ドル(約6億4000万円)で契約を成立させたダン・デュケット編成本部長は「直球も変化球も、カウントや打者の左右に関係なく制球できる」と高く評価する。最近3年間はメジャーの中4日に適応するため「登板の間も休まずにトレーニングしたり、日本でできる限りのことはやってきた」と和田。着実に踏んだステップが、憧れを現実に変え、さらなる高みへ進む。

◇和田の英語あいさつ◇

My name is Tsuyoshi Wada. (私の名前は和田毅です)
I’m from Shimane’ Japan. (日本の島根県出身です)
I’ve played for Fukuoka Softbank Hawks.
(今年まで福岡ソフトバンクホークスに所属していました)
First’ I would like to thank the Baltimore Orioles organization to giving me this opportunity.
(まず初めにこの機会を与えてくださったボルティモア・オリオールズに感謝の気持ちを伝えたいと思います)
I was dreaming to play major league baseball since I was in college, so this is a very special moment.
(大リーグでプレーすることは大学から夢見ていたことでした。きょうは本当に特別な日になりました)
I really look forward to pitching at Camden Yards.
(カムデン・ヤーズで投げる日を楽しみにしています)
Thank you.

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