清武氏 渡辺氏や巨人、読売を提訴「不当な解任、名誉毀損」

[ 2011年12月13日 18:45 ]

東京地裁に提訴後、記者会見する巨人の球団代表を解任された清武英利氏。左は吉峯啓晴弁護士

 プロ野球巨人の球団代表を解任された清武英利氏は13日、解任は不当で、渡辺恒雄球団会長らの発言により名誉も傷つけられたとして、渡辺氏や巨人、読売新聞グループ本社に計約6200万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求め、東京地裁に提訴した。

 読売グループと巨人は既に5日、清武氏に1億円の損害賠償を求め提訴している。

 訴状などによると清武氏は11月11日に記者会見して、来季のヘッドコーチ人事をめぐり、承認を受けた岡崎郁コーチの留任を渡辺会長が江川卓氏の起用で覆そうとしたと内部告発。球団は同18日、適正な手続きを経ずに会見し、読売グループなどの名誉を毀損したとして解任した。

 しかし清武氏側は、適正な手続きを経ずに「鶴の一声」で確定したコーチ人事を覆そうとしたのは渡辺氏であり、解任には正当な理由がないと主張。渡辺氏が同12日に発表した反論談話や、読売新聞による渡辺氏へのインタビュー記事などで事実に反する批判をして、清武氏の社会的名誉や信用を失墜させたとしている。

 提訴後、東京都内で会見した清武氏は「巨人は渡辺氏の私物ではなく、コーチや選手、多くのファンのもの。(提訴は)とても残念だが、コーチや選手を守るためだということを理解してほしい」と話した。

 これに対し巨人は「訴訟を通じて真実を明らかにし、巨人軍と読売新聞グループの名誉、信用を全力で回復していく」とのコメントを発表した。

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