ダルビッシュ強気 年俸15億円超要求 ダメならハム残留

[ 2011年12月9日 06:00 ]

ポスティング申請を行いメジャー移籍を目指すダルビッシュ

 日本ハム・ダルビッシュ有投手(25)が8日、大リーグ移籍を目指してポスティング・システム(入札制度)の申請を決断した。

 球団は同日、日本野球機構に申請手続きを行った。ダルビッシュ側は入札球団との交渉で、年俸2000万ドル(約15億6000万円)を希望額に設定。日本ハム残留も辞さない強気の交渉を行う構えだ。突然の入札申請に米球界、メディアは早くも騒然。10球団近い入札が予想される中、今オフ最大の目玉は日本人投手最高年俸を目指す。

 ついに動いた。午後3時。ダルビッシュは自身の公式ブログを更新した。「この度、ダルビッシュ有はポスティングシステムを利用する事を決めました」――。日本ハム側も発表、入札申請手続きを完了した。5年連続防御率1点台をマークした日本のエースによる、考え抜いた末の決断。それは、入団交渉でも規格外の高みを見据える右腕の決意表明でもあった。

 父・ファルサ氏は「高い入札金を投じても、その分年俸が抑えられれば交渉がうまくいかない場合もある」としてきた。「入札額+年俸総額」を選手への投資額と考えるのが大リーグ。そんな「入札に高額を投じたので資金がない」との理論は、ダルビッシュ側は容認しない方針だ。

 獲得を狙う球団幹部は「今季年俸5億円を考えても、年平均800万ドル(約6億2400万円)からスタート」と予想。1200万ドル(約9億3600万円)の開きが予想される交渉の難航は必至だ。

 しかし大リーグでは、年俸額こそが選手の価値であり評価。昨オフ、アスレチックスと条件面で折り合わずに破談した岩隈(楽天)のケースと同様に、交渉決裂→日本ハム残留も覚悟の上であることも意思統一されている。

 日本球界の至宝は、米国は特別な舞台でなく自らの野球人生の延長線上と考えている。それは今後の日米球界の関係においても必要な事柄だ。06年オフのレッドソックス・松坂をも超える大型契約。日本人投手の今後の評価にもつながるだけに、ダルビッシュは最後まで妥協しない。

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