巨人 清武氏を1億円提訴 最強弁護団で“必勝”態勢

[ 2011年12月6日 06:00 ]

険しい表情で読売新聞本社を出る巨人・渡辺会長

 巨人と読売新聞グループ本社は5日、渡辺恒雄球団会長(85)への批判会見で名誉を毀損(きそん)されたなどとして、清武英利前球団代表兼ゼネラルマネジャー(GM=61)に対し、総額1億円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。コーチ人事などをめぐって発生した内紛は、ついに法廷闘争に突入することになった。

 訴状によると清武氏は11月11日、記者会見を開き、コーチ人事をめぐり同グループや巨人ではコンプライアンス(法令順守)が無視されていると主張したほか、江川卓氏をコーチに招く人事構想などを公表。会社法が定める「忠実義務」などに基づき、会社の秘密情報を明らかにしたり、名誉や信用を毀損したりしてはいけなかったのに違反した、としている。

 読売グループ本社法務部は「過去にこれほどの損害を被ったことはない。渡辺(球団会長)も含めた会社の判断」と説明。それぞれ5000万円の損害賠償の請求額も「法外ではない」とした。

 訴状には10人の弁護士の名が書き連ねられた。その中の一人、喜田村洋一弁護士は名誉毀損やプライバシー問題のエキスパート。過去にはロス疑惑の三浦和義氏、薬害エイズ事件の安部英帝京大元副学長の弁護を担当し、無罪を勝ち取っている辣腕(らつわん)弁護士だ。渡辺会長は11月21日に「10人の最高級の弁護士を用意している」と自信をのぞかせていたが、予告通りの最強弁護団を結成し、徹底的な対決姿勢を示した。

 ▼巨人・白石興二郎オーナー(読売グループ本社社長)読売巨人軍の専務取締役で球団代表兼GMという重責を担っていた者が突然、独断で行った違法な言動で、巨人軍の名声は踏みにじられ、読売新聞はじめ読売グループ全体の名誉、信用も傷つけられました。清武氏の言動は、会社法が求める取締役の忠実義務などに明白に違反した暴挙であり、見過ごすことはできません。

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