監督起用断念…高田GM 工藤氏と「信頼関係が築けなかった」

[ 2011年12月5日 16:29 ]

記者会見を終え席を立つ、横浜DeNAの高田繁ゼネラルマネジャー

 プロ野球の横浜DeNAは5日、初代監督として就任要請していた元西武投手の工藤公康氏(48)との交渉を打ち切り、起用を断念したことを発表した。高田繁ゼネラルマネジャー(GM)は選手の獲得といったチーム編成の権限などをめぐり、意見の相違があったとし「ひと言で言えば、監督とGMの信頼関係をどうしても築けなかった」と話した。

 高田GMによると、自らの判断で工藤氏を監督候補として絞り込んでいた。「(認識が)違うなと思いながら(交渉を)するのは失礼なこと」と断念に至った経緯を説明した。

 監督の人選は白紙に戻ったが、春田真オーナーは今後も高田GMに一任する考えを示した。高田GMは「焦りはありますよ。この時期ですから。一日も早く決めないと」と話した。

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2011年12月5日のニュース