膝に不安なし!松井、6年ぶりマイペース調整

[ 2011年12月5日 06:00 ]

 松井が6年ぶりに「原点回帰」のマイペース調整を行う意向を明かした。現在は自宅があるニューヨークに滞在。昨年、一昨年は11月中旬から12月初旬に米国内でランニングや打撃練習を始めていたが「過去2年と違い、今は膝の状態を確認する必要がない。だから以前と同じようなトレーニングに戻している」と語った。今月下旬の帰国までは屋内でのトレーニングに専念する。

 07、08年オフは膝手術後のリハビリ中。左手首を骨折した06年もオフにヤンキースタジアムでキャッチボールを行っており、体調が充実した上でのスロー調整は、実に05年以来だ。今季は故障に悩まされた年以外では、自己ワーストの打率・251、12本塁打、72打点。一部では不調の原因は調整が早すぎたためという指摘もあり、本来の流れに戻すことで、シーズンでのスロースタート返上にも期待が高まる。

 去就決定は長期化が予想されるが、膝の状態が良好とあって、年内決着へのこだわりも「ないですよ」と言う。ウインターミーティング開幕とともにFA市場は活発に動きだすが、松井は慌てず焦らず、日米通算20年目のシーズンを待つ。

続きを表示

2011年12月5日のニュース