「中日・山崎」８日にも発表…１０年ぶり“出戻り”

今季限りで楽天を退団した山崎は、宮城県石巻市で行われた野球教室に参加する

　中日が、今季限りで楽天を退団した山崎武司内野手（４３）を獲得することが４日、分かった。８日に名古屋市内で入団交渉を行い、早ければ同日中にも入団発表となる見込み。０２年以来１０年ぶりの古巣復帰となる。

　高木守道新監督（７０）は１０月９日、地元・愛知出身で球団ＯＢの山崎の楽天退団が決まると、「（坂井球団）社長とぜひ話してみないと。地元のファンは喜ぶんじゃないですかね」とラブコール。球団関係者も「体調に問題なければ可能性は十分」と獲得に興味を示していた。

　中日は球団初の連覇を果たしたが、今季のチーム得点４１９は両リーグ最少。右の長距離打者は今オフの補強ポイントだった。今季の山崎は右手薬指の剥離骨折もあって打率・２２９、１１本塁打、４８打点に終わったが、通算４０２発の長打力は健在。９２～９５年までは高木監督が指揮する中日でプレーしたこともある。山崎はこの日、楽天・聖沢、塩見らとともに宮城県石巻市で行われた医療・福祉の「錦秀会グループ」主催の野球教室に参加。「思い当たる球団には気持ちを投げかけてある。いい返事を待ちたい」と話していた。