横浜DeNA初代監督に工藤氏確実!選手兼任の可能性も

[ 2011年12月3日 06:00 ]

愛犬の散歩から自宅に戻る工藤氏

 横浜DeNAの初代監督に元西武投手の工藤公康氏(48)が就任することが2日、確実となった。春田真新オーナーが同日、就任を要請。候補として一本化されていた工藤氏は横浜市内で取材に応じ「ありがたいこと」と受諾に前向きな姿勢を示した。

 DeNAでは監督経験の有無は問わず、若くてリーダーシップのある人材を求めていた。48歳の工藤氏は研究熱心で、練習方法やコンディショニングについての知識も豊富。コミュニケーション能力にたけることも、メディアとの関係を大切にしてほしいという条件を満たした。

 工藤氏は監督要請を認めた上で「現役投手は(監督を)やっちゃいけないの。どっかで切らないといけないの」と現役へのこだわりものぞかせた。現在は痛めている左肩の状態が思わしくないが、昨年西武を退団後も現役続行を目指してトレーニングを続けている。現役続行となれば、選手兼任監督(プレーイングマネジャー)となる可能性もある。

 3日にも家族らと話し合う工藤氏は、現役続行も含めた最終決断を行い、監督就任を受諾する。

 ≪最近の選手兼任監督はヤクルトの古田捕手≫最近ではヤクルトの古田敦也が06、07年に選手兼任監督を務めたが、選手としての出場は2年間で46試合にとどまった。投手としては阪神で村山実が70年に就任。同年チームを2位に導くとともに、投げても勝率と防御率の2冠を獲得している。南海の野村克也は70年に就任。72年に打点王に輝くなど監督兼4番として活躍。77年に退団するまでAクラス6度の成績を残した。

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2011年12月3日のニュース