「4番」内川V打だ3打点!ソフトバンク3戦全勝

[ 2011年11月28日 06:00 ]

<パース・ソフトバンク>5回2死満塁、内川が中前に2点適時打を放つ

アジア・シリーズ1次リーグ ソフトバンク4-0パース

(11月27日 台湾・桃園)
 日本、韓国、台湾、オーストラリアのプロ野球リーグを制した4チームで争うアジアシリーズは27日、台湾・桃園で1次リーグ2試合を行い、既に29日の決勝進出を決めているソフトバンクはパースに4―0で快勝。3戦全勝で1次リーグを終えた。横浜時代の09年以来、2年ぶりに4番に入った内川聖一外野手(29)が初回の先制打を含む2安打3打点の活躍。決勝戦では、統一を6―3で下して2勝1敗としたサムスンと対戦する。

 既に2戦2勝。1次リーグ突破を決めていた日本王者を、新たな4番打者が3連勝に導いた。横浜時代の09年4月4日の中日戦(ナゴヤドーム)以来、967日ぶりにその座についたのは内川だ。2連敗中の格下相手にも容赦しない。初回2死二塁。まず先制の右翼線二塁打を放つと、5回2死満塁でも2点適時打と計3打点を荒稼ぎした。

 「きのう(26日)決勝に行くのは決まったけど、やるからには勝つ。ここに来て凄く調子がいいんです。4番はあまり意識してませんよ」。

 今季はポストシーズンも含め出場試合は全て3番だった。秋山監督は「4番は別に意味はないよ」としたが、川崎のメジャー移籍が決定的になったことも考慮して1番に二塁・本多、2番に遊撃・今宮という新コンビをテスト。本多、今宮、松田と3番まで足を使える選手がそろえば、4番・内川の打力もより生きてくる。

 日本勢5連覇のかかる決勝戦は「ベストのメンバーでいく。川崎、細川もへばっていたし、休養を取れた」と秋山監督。リーグVに交流戦V、CSも勝ち抜き、日本一にも輝いた。栄光に満ちた1年間の総決算は、もちろん勝利で締める。

 ▼サムスン・柳仲逸監督(日本との)決勝ではいい試合をする。最初の試合は盗塁を7個されたが、投手との相性が悪かった。いい投手は残っている。決勝の先発はチャン・ウォンサムです。

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2011年11月28日のニュース