明大・野村 日本一王手!甲子園準V…今度こそ

[ 2011年11月27日 06:00 ]

<明大・東北福祉大>明大・野村は7回無失点の好投

第42回明治神宮野球大会準決勝 明大5-0東北福祉大

(11月26日 神宮)
 高校、大学の部の準決勝がそれぞれ2試合行われた。明大は広島からドラフト1位で指名された野村祐輔投手(4年)が7回2安打無失点。11三振を奪う力投で東北福祉大を5―0で下し、決勝で愛知学院大と対戦することになった。高校の部の決勝は、今夏の甲子園準優勝校の光星学院と愛工大名電で争われる。

 学生最後の大会でようやく見えてきた日本一の頂。野村の口から童顔に似つかぬ強い決意が飛び出した。

 「高校で(日本一を)獲れるところを落としてしまったのでその悔しさは凄く強いです。あしたは4年間で一番いい投球をします」

 序盤は変化球中心の配球だった。「点を取ってくれるまでは大胆かつ慎重に」。万が一にも失敗は許されない。そんな決意の表れだった。0―0の5回2死二塁の場面では一転。狙って三振を奪いこん身のガッツポーズ。打者に向かう気持ちは持ち続けた。

 広陵3年夏の甲子園では、決勝の佐賀北戦で7回まで4―0とリードも8回にまさかの逆転満塁本塁打を浴び準優勝。明大入学後も1年春の全日本大学選手権準決勝で東海大に6点差を逆転され、2年秋の明治神宮大会準決勝でも上武大に逆転負け。リーグ戦では史上7人目の30勝&300奪三振をマークするなど抜群の成績を残しながら、日本一とは縁がなかった。「六大学が一番凄いんだというところを見せつけたい」。最後のチャンスだけは絶対に逃がさない。

 ▼広島・苑田スカウト部長 ほれ直しましたよ。やっぱりうまいね。制球がいいところが一番。よかったですよ、指名できて。

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2011年11月27日のニュース