中島 ポスティングでメジャー挑戦!西武が容認

[ 2011年11月23日 06:00 ]

経験で神妙な表情を見せる中島、右は居郷球団社長

 西武・中島裕之内野手(29)が22日、ポスティング・システム(入札制度)でのメジャー移籍を球団に申し入れ、了承された。昨オフには球団側が認めずに残留したが、今季はキャプテンとしてチームのCS進出に貢献。球団は11年間の功績を称え、容認することを決めた。長年の夢であるメジャーでは遊撃手として勝負することを明言。入札にはジャイアンツなどが参加するとみられている。

 真っ赤なネクタイを締め、黒髪姿の中島が、会見場に現れた。神妙な表情で、長年の夢だったメジャー挑戦について決意を語った。

 「ポスティングでMLBに挑戦させてもらえる。凄く感謝しています。成功とか失敗とか、どうなるか分からない。そういう場所で挑戦したい気持ちだけですね」

 昨オフは球団側に認められず、契約更改交渉では代理人を立てた。今季終了後に代理人を通じてあらためて球団に思いを伝え、この日に了承された。08年の北京五輪、09年WBCに日本代表として国際大会を経験。「アメリカのグラウンドでやらせてもらって、雰囲気とか、景色の印象があって(思いは)強くなりましたね。野球をやっている以上、上を目指して、もっとうまくなりたい。その中で冒険の途中」と憧れを口にした。

 会見に同席した居郷肇球団社長は「中島選手の11年間の貢献に敬意を表し、強い夢を応援してあげたいという思いになりました。機は熟したと思います」と快く送り出す構えを示した。近日中にもポスティング申請の手続きを行うことも明らかにし、「金額は考えない」と、落札額に関係なく受諾する方針だ。

 遊撃手として海を渡った松井稼(楽天)や西岡(ツインズ)らは慣れない天然芝や滑りやすいメジャー球に苦しんだ。日本人野手には厳しいポジションと言われるが「他のポジションをちょっとしかやっていない。ショートをやらせてもらいたい」と、あくまで遊撃手で勝負する。

 代理人は大リーグ屈指の左腕サバシア(ヤンキース)らを手掛けるグレグ・ゲンスキー氏と契約することが内定。シーズン中から熱視線を送っているジャイアンツなど、数球団が入札する見込みだ。「自信はあります。やるからにはきっちり結果を残したいと思います」と中島。新たな挑戦の第一歩を踏み出した。

 ▼西武・後藤高志オーナー 今シーズンの後半、キャプテンとしてチームを引っ張り、最後までファンの皆さまに勝利への執念を見せてくれました。埼玉西武ライオンズの代表としてメジャーリーグで活躍を期待していますし、応援したいと思います。

 ▼西武・渡辺監督 中島が抜けてしまうことになれば戦力的には本当に痛い。しかし長年、ライオンズで活躍してくれた功労者であるし、本人の夢であるのでかなえてあげたいと思っています。

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