菅野これだけのリスク 実戦機会なし、巨人単独指名の保証もなし

[ 2011年11月22日 08:33 ]

会見を終え晴れやかな表情で寮に戻る東海大・菅野

 日本ハムからドラフト1位指名を受けた東海大の菅野智之投手(22)は21日、神奈川県平塚市内の同大野球部合宿所で会見を行い、日本ハム入団を拒否し、1年間浪人することを表明した。今後は東海大の施設などで練習し、来秋ドラフトで伯父の原辰徳監督(53)率いる憧れの巨人入りを目指す。

 社会人に進んだ場合、次にドラフトで指名されるのは2年後。米球界に行けば、さらに遠回りとなる。少しでも早く夢をかなえるには、浪人が最善の選択だと判断した。リスクがあることは分かっている。所属チームがなければ公式戦に出場できず、伸び盛りの時期に実戦経験の貴重な機会を失うことになる。来年のドラフトで意中の巨人に単独指名される保証もない。それでも「凄く険しい道になると思うけど、それを力に変えられるように一回りも二回りも大きくなって来年のドラフトを迎えたい」と固い決意を明かした。

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2011年11月22日のニュース