日本一に沸く福岡市内 街角でも「うれしか!」

[ 2011年11月20日 22:52 ]

日本シリーズ第7戦 ソフトバンク3-0中日

(11月20日 ヤフーD)
 ソフトバンクの本拠地、福岡市では20日、球場の外からも多くのファンが熱い応援を送った。「おめでとう!」「うれしか!」。日本一が決まった瞬間、商店街やスポーツバーは8年ぶりの歓喜に沸いた。

 ヤフードームに近い唐人町商店街(福岡市中央区)には、水色や黒のユニホームに身を包んだソフトバンクファンが大集合。得点するたび、絶叫とメガホンの音がアーケードを揺らした。

 少年野球チームでプレーしている福岡市西区の小学5年合嶋瑠音さん(11)は「わたしも杉内選手みたいになりたい」と満面の笑み。

 商店街で精肉店を経営する深堀実さん(57)は「本拠地で優勝が決まってうれしい。明日から店でセールもやります」と喜びをかみしめていた。

 繁華街・天神のスポーツバーでは、摂津投手が最後のバッターを打ち取った瞬間に大歓声と拍手が起こり、100人超の客がホークスの応援歌を大合唱した。

 会社員鈴木裕子さん(30)=同市中央区=は会社帰りに同僚の女性2人と観戦。涙ぐみながら「声にならない。優勝して、ちかっぱうれしか(とてもうれしい)」と叫び、同僚と抱き合った。

 号外を求めて列をつくった200人を超えるファンは、午後10時50分ごろに配られ始めると拍手。福岡市東区の大学1年生、平倉伸太さん(18)は「去年は日本シリーズに出られず、悔しい思いをした。やっとの日本一。最高です」と友人4人と喜びを分かち合った。

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2011年11月20日のニュース