まさに掘り出し物 楽天 新助っ人は打点王のMVP

[ 2011年11月20日 07:18 ]

パワフルな打撃を見せたテレーロ

 楽天は19日、ロッキーズ所属のルイス・テレーロ外野手(31)を獲得することを決めた。

 山崎が退団し、大砲獲得が大きなテーマだった。しかし、FAでの獲得を狙った広島の栗原は残留を決め、新外国人獲りも苦戦続き。そこで星野監督は1週間前、親交あるロッキーズのディック・モンフォート・オーナーに相談。今オフにロ軍とマイナー契約し、ドミニカ共和国のウインターリーグに出場中のテレーロを推薦され、すぐさま編成担当を派遣した。

 メジャー経験もあるテレーロは今季メキシコリーグで打率・390、38本塁打、110打点。打点王でMVPを獲得し、さらに30盗塁も記録した走攻守そろった逸材だ。

 今キャンプ4人目の外国人野手のテストで田淵ヘッドと大久保打撃コーチも初めて太鼓判を押した。まさに掘り出し物。ロ軍に移籍金を払って獲得を決めた星野監督は「フレンドシップやな」とモンフォート・オーナーに感謝していた。

 ◆ルイス・テレーロ 1980年5月18日、ドミニカ共和国生まれの31歳。97年にダイヤモンドバックスと契約し、03年にメジャーデビュー。その後はオリオールズ、ホワイトソックスと渡り歩き、メジャー通算5年間で243試合に出場し、打率・234、14本塁打、52打点、17盗塁。今季はメキシコリーグのディアブロに所属し97試合で打率・390、38本塁打、110打点、30盗塁。1メートル91、93キロ。右投げ右打ち。

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2011年11月20日のニュース