アストロズがア・リーグへ移行 98年以来の再編

[ 2011年11月18日 08:13 ]

 米大リーグは17日、ミルウォーキーでオーナー会議を開き、ナ・リーグ中地区のアストロズを2013年からア・リーグ西地区に移すことを決めた。また、プレーオフの出場枠を拡大し、ワイルドカード(WC=最高勝率2位球団)を現行の2チームから4チームに増やすことも承認した。

 リーグ再編はダイヤモンドバックスとデビルレイズ(現レイズ)の誕生に伴い、ブルワーズがア・リーグ中地区からナ・リーグ中地区へ移った1998年以来となる。

 98年以降、ナが16球団、アは14球団で構成されているが、アストロズの移行で各15球団、各地区はいずれも5球団ずつで均等になる。両リーグともチーム総数が奇数のため、シーズンを通して各日1試合は交流戦が組まれる予定。

 プレーオフの拡大について、大リーグ機構のセリグ・コミッショナーは「早ければ来年に導入したい」と話し、WCチーム同士が1回戦制で戦う案を軸に調整していく。

 アストロズがマクレーン・オーナーから、実業家クレイン氏を中心とした投資家グループへ売却されることも承認された。AP通信によると、売却額は6億1500万ドル(約474億円)。

 ▼バド・セリグ・コミッショナーの話 (アストロズのリーグ移行が決まり)歴史的な一日だ。開幕から一年を通じ、交流戦が行われることも素晴らしい。プレーオフの拡大によって、さらに劇的な試合が生まれるだろう。(共同)

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2011年11月18日のニュース