“馬原”にスタンド大歓声「一つでも返していきたい」

＜中・ソ（５）＞最後を締めた馬原（右）とハイタッチをかわす秋山監督

日本シリーズ第５戦 ソフトバンク５－０中日

（11月17日 ナゴヤＤ）
　ソフトバンクの守護神・馬原が帰ってきた。５点リードの９回にマウンドに上がると、左翼席のファンから大歓声。１死からブランコに右前打を許したが、和田を１５１キロ直球で遊ゴロ、代打・堂上剛を左飛と打ち取ったが「５点差もあったから誰でも抑えられるでしょう。ホッとしたというのはない」と笑顔はなかった。

　第１戦は延長１０回２死で小池に決勝ソロ。第２戦も延長１０回２死一、二塁から森野に決勝の左前打を許して２戦連続で敗戦投手となった。第３、４戦は守護神の座をファルケンボーグに明け渡した。４連投のファルケンボーグが休養で巡ってきた出番。しっかりと０点に抑えた意味は大きい。「これだけ短期決戦で迷惑をかけてきたので、一つでも返していきたい」と巻き返しを誓った。