足への警戒で疲弊…ネルソン安易な直球狙い打たれる

[ 2011年11月16日 06:00 ]

<中・ソ>初回2死一、二塁、松田に先制打を許したネルソン(中央)

日本シリーズ第3戦 中日2―4ソフトバンク

(11月15日 ナゴヤD)
 失投だから必ずしも打たれるわけではない。伏線があるから打たれるケースもある。中日・ネルソンが4回、多村に浴びた手痛い2ラン。それは3回に先頭の2年連続盗塁王・本多を中前打で出塁させたことが大きく影響した。後続の内川、小久保、松田の主軸3人を片付けたが、神経をすり減らす投球が続いた。

 「追加点を与えないように集中した」。全18球中直球はわずか5球。全てが勝負球でフォークとスライダーを多投した。さらに本多の足を警戒し、クイック投球を続けた。「ネルソンは中日でクイックが一番速い。なかなかスタートを切れなかった」と本多。それでもネルソンは小久保の3球目、スライダーを投じた際に二盗された。変化球で走られたことで中日バッテリーの足への警戒度はさらに増した。

 迎えた4回、またも先頭の長谷川を出塁させた。長谷川は今季13盗塁。多村には直球を続けた2球目、真ん中に入る失投を打たれた。球威もなかった。「狙い打ちされた」とネルソン。谷繁も「違う球だったら、違う結果になっていた」と悔やんだ。精神的消耗に加え、読まれた配球。失投以前に駆け引きに負けていた。

 ▼ソフトバンク・大石ヘッドコーチ ネルソンは3回に苦労しながら投げていたね。4回の多村の2ランにつながった?そういうのも多少ある。

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