ヒヤヒヤ1部残留の中大・高橋監督 島袋へ成長促す

[ 2011年11月15日 06:00 ]

接戦で残留を勝ち取り喜ぶ島袋(左)ら中大ナイン

東都大学野球1部・2部入れ替え戦 中大7ー5拓大

(11月14日 神宮)
 3回戦が行われ、中大が粘る拓大を7―5で振り切って2勝1敗とし、1部残留を決めた。2回までに6点を先行した中大は8回に1点差まで追い上げられたが、9回に井上晴哉内野手(4年)の適時二塁打でダメを押した。入れ替え戦での1部校の残留は、09年春の立正大以来、5季ぶりとなった。

 楽勝ムードから一転、辛勝で1部残留を決めた。2回までに6点リードを奪いながら、8回に1点差まで迫られる展開に、高橋善正監督は「あー、疲れた。6点もあったら、俺なら楽々シャットアウトだぜ」と苦笑い。1回戦の12日から中1日で1年生の島袋を先発に起用。しかし5回途中2失点で降板という結果に、指揮官は「自信がぐらついている。大学では外角低めだけでなく、内角の精度や速い変化球がないと抑えられない」と来季へ向けさらなる成長を促した。春秋で計3勝7敗に終わった島袋は「打てるものなら打ってみろ、という気持ちが薄れてる感じがしないでもない。来年は先発完投できるようになりたい」と話した。

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2011年11月15日のニュース