清武代表 会見は独断で「渡辺商店のようになっては困る」

[ 2011年11月11日 16:22 ]

記者会見で涙ぐむ巨人の清武英利球団代表

 巨人の渡辺恒雄会長の“独裁”状態を会見で告発した清武英利球団代表は声明文を読み上げた後、100人以上の報道陣を前に記者団の質問に応じた。

 会見を開いたことについて清武代表は特に周囲には相談せず「私の決断。覚悟を持って話していかないと(渡辺会長は)動かないと思った。巨人の専務取締役として、取締役の一員たる清武の会見。巨人の会見ではない」と独自の考えで行ったことを強調した。

 いわば“身内の恥”をわざわざさらしたことに清武代表は「取締役会長がオーナーを飛び越えて物を言う。球団は誰のものなのか、チームはいったい誰が統制するのか。歴史を持った巨人だから、影響も大きい。(このまま渡辺会長の言い分を通すと)ファンの不信感を招くことにつながる」と説明。

 その上で「コーチ人事などが鶴の一声で覆ったりすると、他球団でもまかり通ることになる。巨人軍だけの話しではなく、全体の問題。渡辺商店のようになっては困る」と、球界全体の問題になると判断しての行動だったことを口にした。

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2011年11月11日のニュース