青木 神妙に米挑戦語る「20代で行きたかった」

[ 2011年11月10日 19:27 ]

記者会見するヤクルトの青木宣親外野手(左)と衣笠剛球団社長

 ポスティングシステム(入札制度)を利用して米大リーグ移籍を目指すことを表明したヤクルトの青木は神妙な面持ちで、秘めてきた大リーグへの思いと球団への感謝を口にした。

 ――今の気持ちは。

 「8年間やってきたヤクルトを離れる寂しさもある。複雑な心境。神宮でやる試合はすごく好きだった」

 ――長年の夢がかなう。

 「チームも優勝争いをするようになって、僕がいなくてもやっていけると個人的には思っている。まだ、かなったとは思ってない。チャンスがあることをうれしく思う」

 ――順調なら2年後にフリーエージェント(FA)で移籍できる。

 「できれば20代で行きたいと思っていた。今29歳。スポーツ選手にとって年齢は重要」

 ――近年は日本選手が苦しんでいる。

 「大学時代に、ああいう雰囲気の中でやってみたいと漠然と感じた。不安はもちろんある。周りの人と比べることは、あまりしていない。自分はメジャーに行きたいから行く。ただそれだけ」

 ――7日に社長に申し入れてからの気持ちは。

 「全然寝られなかった。初めてかもしれない。はっきり『行かせる』と言われたのは先ほど。覚悟して行かないと。絶対メジャーで生き抜いていくという強い決意を持った」

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2011年11月10日のニュース